投資の世界に生きる

プロ投資家として投資の基礎を発信


海外マーケットレビュー 2018/3/13



一言印象

株、債券、為替共にはレンジ相場入りを強めた印象

米国

為替

欧州時間でドル円107に復帰。しかし米CPIがほぼ市場予想と同水準で利上げ加速への期待が薄らいで米債買いが強まった結果ドル円は0.5円程度円高に振れた。その後やや円安に戻しドル円107円復活もも米国務長官、次官の解任により再び円高となり結果日本の15日朝時点では変わらずドル円106.5程度。一時期の森友学園問題絡みでの円高は行き過ぎたとの見方からマーケットは円安方向だが、米債/株市場がリスクオフに向かっているようにも見え円安になりづらいか。

債券

米CPI発表後予想通りだったことから10年債が4bps程度利回りが下がったもののその後利回りはやや戻した。しかし米国務長官/次官の解任によりまた利回り低下。どちらかといえばマーケットは米債売りのようにも思えるがトランプ政権への不安がくすぶっているため以前のような利回り急上昇は起きにくいか。結局10年債は30bps下げて日本朝時点で2.84%付近。

SP500が寄り付きから程なくして2800に振れたところで国務長官/次官解任もありほぼ一方通行で売られた。SP先物も2800に触れたところで売られるパターンのがしばらく続いており、この流れは今週後半で明るい経済統計が出続けなければ変わらないか。結局0.6%下げた2765でSPは引け。

VIXもCPI発表後15にまで瞬間的に下がるも結局一時17近くまでいき16前半で引けた。

コモディティー

金は政治リスクがあったものの大して買われず。0.5%上昇もほぼドル安の分だけといった印象。日本朝時点では先物1オンス1327ドル程度。
原油は引き続き米シェールガスの増産から売られ1%安。米株の下げも手伝っているようでリスクオフでの売られもあったよう。日本朝時点ではWTI1バレル61ドル弱。

欧州

為替

基本的にユーロ高継続。特に米国務長官解任後に顕著。

債券

米国務長官解任や欧州株全体に下げていたこともありドイツ10年債2bps程度下げ。

どの指数も欧州朝から売られており国務長官解任で一層の売りでSTOXXで1%下げ程度。

新興国・その他

為替

トルコリラが対円で最安値更新中。極めて劣悪な状態にあるがグローバルへの影響はどうなってもほぼないかと。トルコリラ関連の仕組債が巷で流行っている方がむしろ心配。

仮想通貨

米国務長官解任で多少買われたよう。2%弱上昇。G20も控えており手を出さないほうが無難か。

≪前のページ