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海外マーケットレビュー 2018/3/14



一言印象

株、債券、為替共にレンジ内で下限に向かう

米国

為替

米小売売上高が予想に反して下落したことをきっかけに米債利回りを追従し0.5円程度円高。再び105円台に入るのはほぼ確実だろう。
日本時間16:00頃から米債利回りの上昇に反して為替は売られておりやはり弱い地合いであることが確認される。雰囲気的にはドル買い要因さえ出れば買われそうだったがそれももはや難しいか。基本的には米債利回りは下がることが想定され円高が続くと思われる。

債券

米小売売上高が予想に反して下落したことで債券に買いが入り10年債利回りで5bps下げた。政情不安や賃金上昇が単に労働時間減少によるものだったことを考えるとインフレ懸念はマーケットが想定しているより遥かに弱いだろう。そして小売売上高も1月から自動車売上がかなり下がっており、利上げによる景気冷却効果も確認できる。2月の小売に関しては一般消費財の売上高も落ちてしまい景気鈍化の兆候との怖さもある。巨大な米債ショートポジションのことも考えればFOMCに向けて解消方向だとすればしばらく利回りは下がるだろう。

米小売売上高の予想外の減少で景気鈍化懸念で株売。やはり株に関しても景気鈍化なのであればしばらく先行きは悪い。加えて政情不安でやはり2800超えは難しいだろう。上がるにはFedの利上げ鈍化か停止が必要だろうが難しいだろう。投票権を持ったFRB理事の発言に注目。
VIXはSPの下落幅が0.6%だったにもかかわらず昨日の下落より上昇幅が大きく0.8程度上昇していることから下落にかける向きは強いと思われる。

コモディティー

原油在庫は予想以上に増加もガソリン在庫減少で原油に買い。金はユーロ安でドル高したのにもかかわらず0.1%値上がっておりそれなりに買われた模様。

欧州

為替

ドラギ氏のインフレが目標達成に向け持続的に上昇する確証が一段と得られなければ資産買い入れ終わらないと言ってユーロ安。対ドルで-0.2%

債券

ドラギ氏の発言で債券買い。米小売売上高減少も手伝ってドイツ10年債2bps利回り低下。

ECBの買い入れ継続示唆でわずかに上昇していたものの米小売売上高減少で下落。結局はプラスマイナスゼロ。こうやって見ると米国抜きの金融緩和が続いてもあまり株へのプラスの影響はグローバルでないのだろう。

新興国・その他

仮想通貨

グーグルの仮想通貨広告禁止で5%程度
下落。フェイスブックに続きということで大手は出尽くし感あるがG20もあり積極的に底値拾いできる感じでもないか。
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