投資の世界に生きる

プロ投資家として投資の基礎を発信


日本マーケットレビュー 2018/3/20



一言印象

為替市場が大幅改善でレンジの上に向かうか

為替・債券

ドル円106.3程度まで円安。債券はやや買われ。為替と日米長期金利の相関が足元若干戻っており、為替は円安に振れやすい環境になっている。というのもFOMCで利上げ加速がなければ短期金利の上昇が一服すれば過剰に広がったLIBOR-OISが縮む可能性がある一方で、金利上昇加速の見通しが立つと長期金利上昇することが見込まれるからである。また、株のセクションで述べたアノマリーも一因。一方で、長期金利の上昇幅も減税や米保護主義によるインフレ懸念がありつつも足元の経済統計に景気冷却効果が表れてきているので長期金利が一方的に上がり続けるかは今後の経済統計次第。

日経平均は-0.5%程度安。実は夜の米国株のFB急落の波乱を受け先物が21000割れをしていたが、結果的には比較的マーケットは冷静だった模様。この裏側には直近3人の新議長就任の初FOMCの日は米株は上昇していたというアノマリーもある。これは、さすがに新議長はしょっぱなから市場を揺さぶって悪評を作りたくないという人間的な心情もあり、市場が不安視しすぎているということも相まってのことだとも思われる。前場は売りが特に強く1%以上の下げになる局面もあったが、後場で為替が円安に向かうにつれ下げ幅を縮小した。日経VIは多少は上昇したものの大きくは上がらず最終的に+0.1のみ上昇。

≪前のページ